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コーチングで得た「自分をあきらめる感覚」は「無駄な抵抗をやめる」に似ていた

ビジネスコーチ

はじめてのビジネスコーチ

もう3年ほど前になりますが、いわゆる「コーチング」というものを受けたことがあります。

当時はもうフリーランスとして独立していて、それまでの仕事が安定していたので新しい事業を立ち上げようとしていたところでした。

どうしても達成したい新たな目標ができた。
競合との差別化はどうしたらいいだろう?
そのアイデアが生み出せない。
でも、成功させたい。
どうしても。

そんなときに「ビジネスコーチ」と呼ばれる人を雇ってセッションを行ってもらっていたのです。

自分は本当はどうしたいのか

コーチングを受けてわかったのは、わたしが目指していたのは、その新規事業のジャンルにおいて圧倒的1位になることでした。
ひとまず共存共栄という考え方ができれば、もしかしたらその事業を起動に乗せることができたかもしれないのに、最初から1番になることしか考えていなかった。
それだけの実力もないうちから1番を目指そうとしていたのですから、それは苦しいに決まっています。

そのコーチングセッションを受けることでようやくわたしは「今から参入しても1番にはなれない。自分にそんな力などない」と思い知ることができました。

でも、このときの「自分をあきらめる」という感覚は決してネガティブなものではありませんでした。
順調なことばかりではないという当たり前のことを思い出させてくれた。
調子に乗っていたんでしょうね。

わたしはその事業計画を中止しました。
・やるからには1番になりたい気持ちがどうしても強かった。
・始めるにあたり、それだけの実力を持ち合わせていなかった。
・やりながら1番を目指すということにモチベーションを見出すことができなかった。

結局、それほど好きなことではなかったということです。
本当にこれで1番になりたいなら、1番になる過程も楽しめたはずですから。

「無駄な抵抗をやめる」ということを学んだ一件でした。

自分の「強み」の使い方

この件で思い出したことがあります。
ストレングス・ファインダーという、自分の強みを知るためのテストがあります。
わたしは10年以上前に受けたことがあり、1位の資質が最上思考でした。

自分の上位にある資質を強みとして使うことをバルコニー使い、弱みとして使ってしまっていることをベースメント(地下室)使いと言います。

「最上志向」という資質は、より良く、より良くと常に上を目指す資質です。
人であっても出来事、物事であっても、まず良いところに目をつけそこをさらに伸ばそうとします。自分を向上させるのみならず、周りにも影響を与えて常により良い高い質への向上を促します。これがバルコニー使いの状態です。

一方で、質へのこだわりが強すぎ、基準が高過ぎるため、本来求められていること以上のものを追求しがちです。
また、向上心が強い半面、自分にも高い基準で求めてしまうので、いつまでたっても自分に満足せず苦しんでいるかもしれません。こういう状態はベースメント使いですね。

株式会社ハート・ラボ・ジャパンより引用

この件はまさに、最上思考がベースメント使いされてしまった結果だと言えるでしょう。

ただ、3年たった今思うのは、やはりあのとき辞めていてよかったということ。
あのとき、わたしが最上思考をバルコニー使いできて事業を成功させることができたとしても、いずれ事業を絞り込むことが吉となる時期が来たのですから。

新規事業に投資し始めていたコストを少額で抑えられたことは幸運だったと思います。