エッセイ

「早く収入を上げないと!」と決意を新たにした朝。

目覚まし時計

夫がインフルエンザに

土・日・月・火・水と夫がインフルエンザで寝込みました。
正直ちょっとイラっとしました。

「3月の下旬に差し掛かってインフルエンザにかかるなんて。体調管理がなってないんじゃないの?」と。

体調管理は自己責任。手洗いうがいで予防したり、外ではマスクをするなどわたしも十分気をつけてきたので「この冬は無事に乗り切った」と安心していたのです。

夫については、早く寝ればいいものを夜更かししてテレビを見たり漫画を読んだり。
そのままコタツでうたた寝してしまっている現場も何度も目撃していたので「体調管理ができていない!」と思っていました。
「早く寝なよねー」と声をかけつつあまりうるさく言ってこなかったのは、仕事人間の夫にもそんなふうにボーっと過ごす時間も必要だろうと思っていたからです。

しかし。
とうとうインフルエンザ菌を家に持ち込みやがった。
子どもやわたしにうつったらどうしてくれるのよ。

フリーランスは主婦向き

それでも、寝込んでいる夫に消化のよいあたたかい昼食を作ってあげられたことはよかったと思います。
わたしが会社勤めだったらこうはいかない。

スケジュールを自分で決められて、会議や打ち合わせもリスケしやすいので、フリーランスという働き方はやっぱり主婦向きだと思います。

ブラック企業に勤めている夫

わたしが無性に腹が立ったのは、水曜の夕方に夫の同僚からかかってきた電話です。

「もう大丈夫なようなら今夜から夜勤に入ってくれ」
というものでした。

この話を聞いて一瞬で頭に血がのぼるのがわかりました。
電話を切ってから夫に聞かされたのでなければ、話し中のスマホを奪い取って相手に文句を言っていたところです!!

「もちろん行かないよね!?」と念を押すわたしの殺気を感じたのか、夫は申し訳なさそうに「今日はいかないけど…明日、朝、5時に行くことにした」と。

***

もともと結構ブラックな職場です。
夫も社畜扱いされることに慣れてしまっているので思考が非常識です。

病み上がりに2日間以上の労働を強いられる

そして木曜の朝早く夫が仕事に出かけていきました。
そして夜になっても「まだ帰れない」と連絡があり先に休むことに。

一晩明け、いま、明け方の6時です。

【追記】
結局夫は2日間帰ってきませんでした。
帰ってこられたのは翌々日の午後。
そして数時間眠り、夜になってまた会社へ出かけて行きました。
帰ってこられたのは、さらにまた2日間後です。
そしてまた数時間眠ってお風呂にも入らず出社していきました。
(その後、仕事が一段落したようでやっと休暇をとることができました)

裁量労働制を逆手にとる超ブラック企業

夫が勤めているのは医療機器を作っている会社です。
会社自体はまったく「健やか」じゃないですけど。

この会社、裁量労働制なので出退勤時間の制限が無く、残業代も出ません。

裁量労働制って、本来は「効率的に働いて正当な成果を評価する」ための制度だそうです。
でも実際は、実労働時間に応じた残業が認められないことを逆手にとられ、健康を害するほど長時間労働させられている状態です。

うつになったり、疲れ果てて帰宅途中に自動車事故を起こしてしまった同僚もいます。
本当にひどい話です。

普段は徹夜こそ無いものの1日16時間労働が当たり前の会社で、夫は深夜に帰ってきて、朝早くにシャワーをあびて出かけて行くという生活です。
だから平日は子どもにも会えない。

麻痺する常識

普段からそんな生活を送っているので、わたしもそれが普通になってしまっています。
はじめはイライラしながら生活していたのですが、それも精神衛生上よくないこと。
受け入れがたい異常な状況に地団駄を踏みながら、いつしかその感覚が麻痺していきました。

だけど、ふと正気に戻ることがあるのです。
「このままだと夫は死んでしまうかもしれない」と。

「辞めていいよ」と言ってあげたい

夫の場合、自営業やフリーランスという性分ではないので、どこか条件のいい会社に転職して欲しいというのがわたしの願いです。

夫に「会社、辞めていいよ」と言ってあげたい。

本当は今すぐにでも言ってあげたいですが、せめて私が夫と同じくらい稼いでいないと、夫は安心して転職しようという気持ちになれないでしょう。

夫の年齢を考えると、そろそろ転職も難しいでしょうから、できるだけ早く稼げるようになりたいです。

たとえ給料が下がったとしても、待遇がよければそれでいい。
社員を大切にしてくれる会社でやりがいのある仕事ができればそれでいい。

わたしがもっとがんばらないと。

そう決意を新たにした朝です。

目覚まし時計